Mg.マグネシウム 
 カルシウム2対マグネシウム1が理想的!
マグネシウムはカルシウムの働きを助ける役割を持ち、そのバランスはカルシウム2に対して マグネシウム1が理想的とされています。
カルシウムの沈着以外にも腎臓結石、胆石を防ぎ、カルシウムとの組み合わせで精神安定剤としても働きます。 その他、ビタミンC・リン・ナトリウム・カリウム等多くのミネラル成分の代謝にも重要な栄養素です。
マグネシウムは抗ストレスのミネラルとして知られていますが、循環系の健康を増進させ、心臓発作を 予防し、消化不良も緩和すると言われています。

かつての日本食は比較的マグネシウムを摂取しやすいものであったが、食事の欧米化・インスタント化によって 高蛋白・高脂肪の食事が増えマグネシウムは今まで以上に必要になってるにもかかわらず、実際の摂取量は落ちています。

骨と言えば「カルシウム」その代表として「牛乳」があげられますが、合成のビタミンDが添加されている ミルクは人体からマグネシウムを奪ってしまいます。牛乳の飲み過ぎや、リン(肉・肉加工食品に多く含まれる) を多く含む食品の過剰摂取もマグネシウムの吸収を妨げます。アルコールの飲み過ぎにも注意しなければなりません。

血液中のコレステロール値の高い人は尿からマグネシウムが排泄されます。
他にカラダからマグネシウムを失わせるものに、血圧を下げるために使用される利尿剤があります。これはナトリウムを排泄するために処方されますが ナトリウムと一緒にカリウム・マグネシウムまで排泄してしまいます。医師は利尿剤と一緒にカリウムを補給することはありますが マグネシウムはほとんどの場合補給されません。したがって一時的に血圧は下がっても、血圧を上げていた原因は 全く改善されていないといえます。
症状を抑えるだけの薬品療法では、疾患の原因は全然解決されず、薬品の量はどんどん増えていきます。 疾患の原因解決に直接アプローチすることが、薬品と栄養素との決定的な違いなのです。

血圧を下げたい人に本当に必要なのは、対処療法としての「薬品」ではなく、カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム の4種類のミネラルをバランス良く摂取できる食生活です。

ヒジキはカルシウムの含有に優れているだけではなく、マグネシウムを非常にバランスよく含んでいる食品なのです。