ビタミンについて

ビタミンはミネラルなしでは吸収されない！

ビタミンは自然の食品の中に含まれる天然の物質であり、生命維持に必要な有機物です。 わずかの例外を除いて体内で生産・合成する事はできず、天然ビタミンには市販されている 合成ビタミンにはないものが含まれているのです。 合成されたビタミンは満足のいく効果を生むことは出来ますが、天然のビタミンから 得られる利点は、あらゆる点から見て遙かにそれを凌ぐものであると言えます。 合成と天然の違いを、無機と有機と思われがちですが、全てのビタミンは有機物です。 ビタミンはミネラルなしでは吸収されることもなく、 その機能を果たすことはできません。

サプリメントのタイムリリース方式

ビタミンの吸収に一定の時間がかかる「タイムリリース方式」のサプリメント開発によって ビタミン剤製造法は大きく前進したといわれる。 これは、ビタミンを一定時間がたつと溶け出す錠剤の中に包み込むことで、６時間から１２時間かけて 吸収されるようにした加工処理のことで、この方式のサプリメントを摂ることでビタミンの排泄による損失を 最小限に抑え、２４時間血液中のビタミン濃度を一定に保つことが可能になった。 ビタミンはほとんどが水溶性なので、すぐに吸収され２〜３時間のうちに尿で排泄されてしまいます。 ２４時間ビタミンに守られているためにはタイムリリース方式のサプリメントが必要です。

ミネラルについて

海の中は天然ミネラルの宝庫！

ビタミンと同じ微量栄養素ですが、人体は約１８種類の必須ミネラルのどれ一つとして作れません。 ミネラルは無機質でその重要性に順位はなく、バランスが大切です。 現代社会でのミネラルに関する様々な問題は、摂取量ではなく、ミネラル相互の摂取バランスが崩れていることです。 ミネラルの最適な摂取量は、自然の食事から摂れるレベルに近く、食事の内容を改善することでその最適ラインを クリアするのが一番望ましいことです。 一般的にビタミンの吸収率は６０〜９０％といわれていますが、ミネラルは種類によって差が激しく ナトリウムなどは９０％以上吸収されるが、微量ミネラルには１０％程度しか吸収されないものもあります。 食事から十分なミネラルを摂っていると思っても、カラダに全て吸収されているとは限らないので注意が必要です。 海水中には４５種類ものミネラルが含まれており、海草はミネラルの宝庫と言われています。

有害なミネラルを排泄・無毒化するミネラル!

大気中の鉛の濃度は過去３０００年間に２００倍にも高まり、 海水中においては、先史時代から１０倍も上昇したと言われています。 環境汚染が地球規模に及んだ今、そこに暮らす人間にも当然影響が現れます。 米国では、血液中の鉛濃度が産業革命以前の１００倍とも推定され、 日本でも腎臓の中のカドミウム濃度は世界のトップクラス、水銀も他の国よりも よけいに摂っていると報告されています。 しかし、有害なミネラルを無害にしてくれる栄養素があります。 カルシウム・銅・セレニウム・鉄・クロム等のミネラルや、 ビタミンＣ・システイン(アミノ酸の一種)・アルギン酸(食物繊維の一種)等の 栄養素には、人体に有害な鉛・水銀・カドミウムなどの吸収を妨げたり、 排泄を促進するといった働きがあります。 こうした重金属の害を抑制する働きをもつ、栄養素を十分に補給しましょう。